面付けとは
面付けとは、印刷後の製本の時に折り単位にページ順が正しく並ぶように各ページを配列することを言います。
印刷は、1ページを順に印刷するのではなく、例えば4ページ分や8ページ分を大きな用紙に印刷し、それを折って、断裁して製本します。ということは、折った時に、正しいページ順に並ぶことを想定して、ページ順を変えてあげる必要があります。これを、面付けというのです。
面付けは、製本方法によっても異なります。無線綴じなのか、中綴じなのか、または平綴じなのかで変わってきますので、ページ数との兼ね合いも含めて、よく設計しておく必要があります。
InDesignで面付けデータの作成
上記の面付けですが、データを作ろうとすれば、印刷や製本の知識がないと、難しいものがあります。面付け機能のないソフトの場合は、手作業で面付けデータを作成する必要があるので、頭がこんがらがって、ややこしいことになるかもしれません。
しかし、InDesignには面付けデータを作成する機能があらかじめ備わっています。
この機能は、冊子印刷を印刷会社に外注する際にも非常に重宝しますので、覚えておいて損はありません。
では、早速やっていきましょう。
ブックレットをプリント
InDesignでの面付けは、ファイルメニューの「ブックレットをプリント」で出来ます。
ページを「すべて」にし、ブックレットの形式を、製本の形式にします。
例えば、12ページでしたらほとんど場合、中綴じになりますので、「見開き-中綴じ」を選択します。
あとは、プリントを押すとOK。
しかし、ほとんどのプリンタではA3までしか印刷できませんので、家庭用のプリンタで印刷することは出来ません。
そんな時は、Adobe Acrobatをインストールした時に、プリンタとして設定される「PDF出力」を選ぶと良いでしょう。PDFでの印刷設定で、カスタムでA2などのサイズを作って上げて、プリントすると、PDFファイルとして出力されますので、そのまま印刷所へ持ち込んでも大丈夫です。
事前に印刷会社と相談し、印刷会社にInDesignがある場合(バージョンも確認して)は、面付けデータを作らなくても、そのままのデータで入稿し、印刷会社側で、面付けデータを作成して貰うという方法もあります。
ご自分で冊子のデータを作り、印刷する場合は、製本方法なども勉強しておくと良いです。