ようこそ、冊子の作り方ガイドへ。
このサイトは、InDesignを使って自分で冊子のデータを作り、印刷するまでのステップを分かりやすく紹介しています。InDesignは、非常に多機能のために、このサイトですべてを網羅することは出来ませんので、あくまで基礎的なことをご説明致します。
ちなみに、InDesignのバージョンはCS5です。(CS6はまだ買っていません)基本的なところは、変わらないと思いますので、ご了承ください。
InDesignを使った冊子印刷のメリット
冊子を作成するにあたって、まず必要なのがPCで使うソフトです。
一般的には、マイクロソフト社のWordでも大丈夫です。さらに、細かな調整やレイアウトをしたい場合は、Adobe社のInDesignをおすすめします。
InDesignは、かなり高価で操作もとっつきにくい印象がありますが、何事も「慣れ」です。
趣味で自分史や句集などを頻繁に作られる方は、自由度の高いInDesignをおすすめします。
InDesignを使うメリットは、以下のとおりです。
- レイアウトの自由度が高い。
- ページ数の多い冊子を作る時に便利。
- スタイル登録などの活用で、統一感のとれたレイアウトが出来る。
- マスターを使うことで、全ページ共通のデザインが簡単にできる。
- オフセット印刷を前提としているので、外注する時に便利。
- 印刷のカラー設定(CMYK)が出来る。
などです。
【参考リンク】
AdobeInDesign
月額2,200円で使える、CreativeCloudという方法もあります。
冊子用レイアウト設定の基本
さて、InDesignで冊子のレイアウト作りを始めましょう。ソフトを立ち上げるとこんな感じです↓。
ファイル>新規>ドキュメント
を選ぶと、以下のダイアログが出ますので、ページ数、サイズを指定し、「見開きページ」にチェックを入れて下さい。(冊子印刷の場合は、見開きページに必ずチェックを入れるように)
それから「マージン・段組」ボタンを押すと、マージンや段組の設定ダイアログが出ます↓
「天」は紙面の上、「地」は紙面の下。
「ノド」は紙面の内側、「小口」は紙面の外側です。それぞれの余白を決めることができます。
キレイに冊子レイアウトをするコツですが、地よりも、天の余白を多めにとってください。
そうすることで、紙面全体がどっしりと落ち着きます。
また、ページ数が多い場合は、ノドと小口を少し多めに取ることが大事です。あまり狭すぎると、印刷・製本した時に、文字が内側に隠れてしまいます。小口も、紙面ギリギリに取ってしまうと、印刷の後の断裁時に、文字が切れたり、余白が少なすぎる危険性もありますので、ご注意を。
キレイな冊子レイアウトで印刷したい場合は、このバランスが大事なので、お気をつけください。
「段組」は、任意で設定してください。
ちなみに、12ページ、段組を4で設定すると、以下の画面に切り替わります。
ページ数が12ページ分作られ、先程設定したマージンが作られていますね。段組は、4つに分けられています。